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2007年2月13日(火)

■■−今週のことば−■■  三筋後退(さんきんこうたい)

  加齢による腹、上腕、太ももの筋肉が衰える現象を表現。猫背になり、下腹とあごが前に出て老人の姿に。背筋を伸ばし胸を張る正しい姿勢が若さと健康を維持する。


◆◇◆ 自社株式の生前贈与で事業承継円滑化 ◆◇◆

** 非上場株式贈与の特例の創設 **  
 事業承継をスムーズに行うためには、後継者を決めるだけでなく、経営権の元となる自社株式の多くが後継者のものになることが重要です。
 そのような意味では、平成19年度税制改正に盛り込まれる特定非上場株式の贈与の特例が注目されます。この特例は、従来の相続時精算課税制度を拡充したもので、中小オーナー経営者が、自社株式を後継者である子どもに贈与する場合、贈与する親の年齢要件を60歳に引き下げ、非課税枠を3000万円に引き上げます。
 同特例を活用することで、早い段階で後継者となる子どもに自社株式を贈与して権限を与えることができるため、相続時に起こりがちな財産分与を巡ってのトラブル(争続)を回避できます。

** 4年後に株式等50%超保有などが要件 **
 この特例の適用は、後継者である子どもが、平成19年1月から20年12 月までの間に自社株式の贈与を受ける場合ですが、一定の要件を満たす必要が あります。それは、発行済株式等の総額が20億円未満であることのほか、受贈者が
1.株式等の50%超を保有し、かつ、議決権の50%超があること、
2.代表者として会社の経営に従事していることが条件で、1と2については 、特例を選択して贈与税を申告してから4年経過時点で判断します。
 なお、非上場株式の評価の原則的方式は、評価会社を資産価額や売上額、従 業員数などで大、中、小会社に分け、それぞれ類似業種比準方式(大会社)、 純資産価額方式(小会社)、その併用方式(中会社)で評価しますが、詳しく はお問い合わせください。

◆◇◆ 社会保険の資格取得日・喪失日 ◆◇◆

  社会保険料の徴収は「前月分の保険料」ですから、例えば、3月分は4月支 給の給与から徴収し、事業主負担分を合わせて4月末納付が原則です。
 例えば、入社日(資格取得日)が3月1日の人も31日の人でも、3月分( 日割計算はない1ヵ月分)の保険料を4月の給与から徴収します。
 退職した場合は、退職した日の翌日が「資格喪失日」になりますので、3月 31日が退職日であれば翌4月1日が喪失日となり、3月1ヵ月分の保険料を 本人と事業主が負担することになります。
 年度末は入社・退職が増えますので、入社日は月初めに、退職日は月末の1 〜2日前になるよう調整すれば、保険料負担が軽減されます。


◆◇◆ どのような変化にも対処できる体制を ◆◇◆

 有効求人倍率が14年ぶりに1倍台になり、今後中小企業の人材不足が予想 されます。
 まず、現有社員と販売や企画・改善などを話し合い将来の"夢"を共有するこ とで、やる気と能力アップを図るとともに、業務の合理化やIT活用などでで きるだけ省力化を推し進めます。
 そして、業績に応じた待遇改善を約束・実行することも忘れてはなりません 。
 「常在戦場」の心掛けで経営体制を確立すれば、どのような変化にも対処で きるでしょう。


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